高岡亜衣 書道家 京都

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あるがままに生きる As it is

内なる想いに
素直に生きる。

書きたいから書いた。ワクワクした。自分が喜んだ…。

私にとっての「あるがまま」とは、自分自身が真に喜ぶ生き方そのもの。悩んで苦しんで、何周も回って、辿り着いた先が「あるがまま」。それが真の喜びであり、空(くう)に近づく瞬間だと感じます。

時折、旅に出ます。大自然の力を、直に感じる旅。これまでも何度か、とてつもない自然のエネルギーに触れてきました。

ハワイ島で見た火山。屋久島を11時間歩いて出会った、縄文杉。アメリカ モニュメントバレーで出会った広大な赤い大地。ワクワクした。それは、自然そのものへのワクワクというよりも、そこから受け取ったエネルギーからインスピレーションを受け、自分自身の中で書の線質となって浮かび上がることへのワクワクです。

今、この時にしかない感情、二度と表現できない感情。自分の感情エネルギーが爆発し、書という表現になる。躊躇なく、あるがままに表現する。生きている。生かされている。

そんな自分が喜ぶ生き方で、世の中の方々のお役に立てたなら、それがまた私の喜びを大きく膨らませてくれます。

わがままや独りよがりではなく、自分の内なる想いに素直に生きるということ。それは実際には、苦しい道かもしれません。でもその先に、本当に自分が喜ぶ生き方があると実感しています。

人のお役に立てるなら。

私は幼い頃から対人関係で悩み続けてきました。今でも人とのコミュニケーションに悩まされ続けていて、考えすぎで眠れないことも多々あります。9年間、OL生活をしていた頃がありましたが、私のような人間にはそれを続けることは困難でした。やがて書への想いが抑えられなくなり、2006年、OL生活を離れ書道家の道を選びました。

それは、非常に苦しい生活でした。でも同時に、喜びを感じる生活です。
もしあの時、自分の内なる想い、あるがままの想いに素直にならなかったら。私は生きる気力を失っていっただろうと思います。

書道家としての道を選んだ頃、私は今よりも、ただただ書きたいものを書き、表現したいものを表現していました。その感覚は今でも変わりませんが、徐々に「作品を通じて、多くの方に貢献したい」という気持ちが芽生えてきました。
個展を開いたりするたびに、作品を通じて救われた、元気をもらった、勇気をもらった…など、とても有り難いお言葉をいただいてきました。その度に、私があるがままに書き続けることで、人のお役に立てるなら、という気持ちがさらに大きくなっていきました。

そして何より、苦しかった時にお出会いした方々の支えがあって、今の私があります。

自分が喜ぶことを
してあげよう。

多くの方々に支えられて生きている自分。そんな皆様への恩返しがしたい。そう思い、自分にできることは何かを考え続けます。 それでもやはり、私にとっては「書く」こと以外にありません。それが、私が空(くう)に近づいていく喜びです。

自分の内なる想い、自分が真に喜ぶことをしてあげよう。それが、あるがままという生き方。
そして、出会う方々にも、そうあってほしい。その人らしく生きてほしい。その人なりの喜びに、フォーカスしてほしい。

私にとってはたまたま「書く」ことだったけれど、表現の仕方や生き方は人それぞれ。一人ひとりに、あるがままの生き方があると思います。

そんな皆様のお力に少しでもなれるよう、とてつもないエネルギーの書を生み出していきたい。私が大自然から受けたワクワクの波動が、少しでも伝われば、とても嬉しく思います。

Principle信条