命を捧げて書いた一字。
唯一無二の、一。
これを書き終えたら、私は死ぬ。
時には泣き、時には乗り越え、
これを書いたら、私は死ぬんだと感じながら、
繰り返し書いていくと、つながってきたことがありました。
怖さに始まり、その山を超えると感じたのは、
感謝でした。
死を感じることで、
今までの感謝の人生が見えてくる。
それが見えると、力が湧いてくる。
自分にとって「生きる」とは、どういう形なのか?
極限を表現したい。
今の道を選ぶよりも前、
私は生きることに力みすぎていました。
自分らしさから離れ、心も体も壊していました。
生きることが本当に苦しかったあの頃、
私を救ってくれたもの。
それが書道でした。
だから私は、
命を使って、伝えたい。
自分らしく生きることの大切さ、
強さ、優しさそして弱さ。
自分らしく、Myself、Yourself、
私はいつも「一」でありたい。
たった一つの存在、唯一無二の存在であること。
人間は誰でも可能性を持っている。
だから私は私を諦めない。自分を諦めない。
〜〜〜
全身全霊を込めた作品の中から
1つを選ぶときに、再度自分に問いかけます。
そうすると、作品のほうから
呼ばれているような感覚になります。
作品から呼ばれ、
最後に決めた一字です。
製作年 | 2016年 |
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材質・仕様 | 額:木製 紙:画仙紙 |
寸法 | 縦:約78cm 横:約103cm |
紙面寸法 | 縦:約63cm 横:約90cm |
書のスタイル | 筆 |