
「美と狂気」。テーマは「伝統と革新」。
母の戒名「智永」を土台にゴールドで表し、
その上に人間の喜怒哀楽すべての感情を、あるがままに重ねて表現しています。
ゴールドの「智永千字文」は、母をもっと近くに感じたいという想いから生まれました。
母の戒名「智永」を1年間ほぼ毎日書き続け、その文字数は36万字以上に及びます。
母、家族、そして母なる大地への祈りと感謝をこめ、伝統的な書の基礎や規律という
揺るがない土台の上に、人間の喜びだけでなく、悔しさや苛立ち、
自暴自棄になりそうな感情までを重ねています。心は美しくもあり、狂気にもなり得る。
その揺らぎの中で「自分はどう生きたいか」と問い続けた末に、
最終的にはすべてを感謝と希望に着地させたいという願いにたどり着きました。
赤が割れ、朽ち、変化していくことも、命あるものの姿として作品の一部と捉えています。
この作品を通して、「自分は何を感じ、何を大切に、どう生きるか」を
静かに問いかけたいと願っています。
| 製作年 | 2026 |
|---|---|
| 材質・仕様 | 画仙紙 軸 |
| 寸法 | 900×1800×2 |
| 書のスタイル | 筆 |