
私の好きな曲、レディー・ガガ「BORN THIS WAY」を一本の線で表現した作品です。「WAY」という英単語を書きながら、日本語の「道」にも見えるかたちを目指しました。
昨年、仕事を通じて出会った一人の女性との関わりをきっかけに、人は誰もが見た目の奥に、言葉にならない想いを抱えて生きているのだとあらためて感じました。彼女は外見の印象とは裏腹に、誠実で一生懸命で、とても純粋な人でした。私と真正面から向き合い、ときに盾となってくれたその姿に、「人を外側だけで決めつけてよいのか」という問いが生まれました。
この作品には、「あなたはあなたのままで大丈夫。どうか自分を信じて、自分の道を歩んでほしい」というエールを込めています。絶望ではなく、ほんの少しでも希望を抱けるように。最後に走らせたゴールドの線は、その希望の光を表現したものです。
軸には、作家の故郷である京都府北部・丹後地方で三百年の歴史を受け継ぐ伝統生地「丹後ちりめん」(シルクの着物生地)を使用しています。
本作のために、鶴文様の反物を一から織っていただき、作品のイメージに合わせて、こだわりの赤に染め上げていただきました。
| 製作年 | 2026 |
|---|---|
| 材質・仕様 | 画仙紙 軸 |
| 寸法 | 900×900 |
| 書のスタイル | 筆 |